Visual Studio Tools for Unity 2.3 をリリース

本記事は、マイクロソフト本社の The Visual Studio Blog の記事を抄訳したものです。 【元記事】 Visual Studio Tools for Unity 2.3 2016/7/14

 

このたびマイクロソフトは、Visual Studio Tools for Unity 2.3 (英語) をリリースしました。この Visual Studio 拡張機能は、Windows 上の Unity によってネイティブにサポートされるもので、ゲーム開発者が Visual Studio IDE のリッチな機能を利用しやすくなり、Unity でより簡単にクロス プラットフォーム ゲームを開発できるようになります。

主な変更点

Visual Studio Tools for Unity (VSTU) 2.3 での主な変更点は以下のとおりです。

  • Unity ゲームのデバッグの妨げとなっていた VSTU と Xamarin ツールの競合が解消されました。
  • デバッグ時にテキスト、XML、HTML、JSON 文字列用の各ビジュアライザーを使用できるようになりました。
  • Visual Studio 2015 の関数ブレークポイントがサポートされるようになりました。
  • Unity の MonoBehaviour がすべて VSTU のウィザードから利用できるようになりました。
  • デバッガーでの式の評価に関する複数の問題が解決されました。

更新方法

VSTU を更新するには、Visual Studio IDE の拡張機能マネージャーを使用するのが最も簡単です。手動で更新する場合は、インストールしている Visual Studio のバージョンに対応するバージョンの VSTU の中から使用したいものをダウンロードしてインストールする必要があります。

Unity 5.2 以降を実行している場合: VSTU はネイティブにサポートされるため、VSTU をインストールするだけで済みます。

Unity 5.1 以前を実行している場合: 対応するパッケージをプロジェクトに再インポートする必要があります。

ユーザーの皆様には VSTU を 2.3 にアップデートすることを強くお勧めします。VSTU の利用には、ネイティブにサポートされる Unity 5.3 が最適ですが、マイクロソフトは引き続き、VSTU Unity パッケージを使用して以前のバージョンの Unity でゲームを開発されるユーザーの皆様も支援していきたいと考えています。このリリースのすべての変更ログは、こちらのドキュメントでご覧いただけます。

VSTU は、Visual Studio IDE の拡張機能マネージャーまたは Visual Studio ギャラリーから直接ダウンロードできます。

VSTU についてのご要望は UserVoice (英語) までお寄せください。何か問題がありましたら、Visual Studio IDE の [問題の報告] オプションからご報告いただければ幸いです。

Jb Evain (Visual Studio プラットフォーム チーム、ソフトウェア エンジニアリング マネージャー)@jbevainJb Evain は Visual Studio Tools for Unity のエクスペリエンスの開発を担当しています。開発ツールとプログラミング言語に情熱を傾け、10 年以上にわたって開発者向けテクノロジの分野に携わっています。