[アーカイブ] 続々公開!Visual Studio Tools for Git / MSSCCI Provider for TFS / Team Explorer Everywhere 2012 Update 2

<オリジナル投稿 2013年5月1日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

ここ数日で、いくつかのアップデートが公開されました。

Visual Studio Tools for Git

Visual Studio から Git を扱うソース管理の仕組みです。アップデートにより多くの改善がなされています。このツール自体は、あらゆる Git (TFService や GitHub も) につないで利用することができます。よりよい開発基盤を使いたい方は、ぜひ Team Foundation Service (TFService) を使ってみてください (5 users まで無償利用可能)。

Team Explorer Everywhere 2012 Update 2

Eclipse / CLI から TFS に接続するクロスプラットフォームな仕組みの Team Explorer Everywhere 2012 の Update 2 (TEE 2012 Update 2)が公開されました。これを使えば、Linux や Mac OS、Solaris, AIX そして Windows 上の Eclipse や CLI から TFS (Team Foundation Server / Team Foundation Service) に接続できます。TFS は、言語/技術非依存な開発基盤です。日本語の UI にも対応している TEE を活用してください。
今回のアップデートで、Java や Ant などの実行ファイルを Zip アーカイブしてそれをソース管理に入れておけば、ビルド (CI/デイリービルド、バディビルド、手動ビルドなど) でこの実行ランタイムを使うことができる指定が容易になります。したがって、TFService の自動ビルドなどで Java をはじめとしたビルドサービス上にあらかじめ環境が用意されていない場合でも、これらを使ってビルドやテストを行わせることがよりやりやすくなったといえます。

MSSCCI プロバイダー

MSSCCI は、ソース管理を行うための共有 API の役割を果たす仕様です。多くの統合開発環境がサポートしていたりします。Visual Studio も当然サポートしています。この MSSCCI プロバイダーの TFS 用ももちろんありますが、今回 MSSCCI Provider for TFS 2010 (32bit) に更新がかかりました。
今までのこのプロバイダーでは、TFS 2010 までの対応でしたが、今回の更新で、TFS 2012 に対応します。
名前には、「TFS 2010」とありますが、TFS 2012 に対応ということで、以下の環境で、使っていただけるようになります。

Visual Studio 2005 on Windows XP から TFS 2012 に接続する

背景は、TFS 2012 に接続する Team Explorer 2012 は、Windows XP にはインストールできません。Visual Studio 2005 の Team Explorer は、TFS 2012 に接続ができません。したがって、Windows XP 上で、Visual Studio 2005 を使っているこの限定された環境に限り、Team Explorer も MSSCCI プロバイダーも使えないという状況となってしまいました。今回の更新により、MSSCCI にて Visual Studio 2005 (Windows XP) から TFS 2012 に接続ができるようになりました。
※念のため言及しておきますが、他の環境では、もちろん TFS 2012 に今までもこれからも接続できます。たとえば、Visual Studio 2005 (Windows 7) であれば、MSSCCI Provider for TFS 2012 で接続できます。Visual Studio 2010 の Team Explorer で TFS 2012 に接続もできます。