Visual Studio 2013 Update 2 CTP

Visual Studio 2013 Update 2 CTP (Community Technology Preview)が公開されました。

ダウンロード:https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=41699

サポート情報:https://support.microsoft.com/kb/2927432

先日リリースされたVisual Studio 2013 Update 1にはブラウザ周りの改良があったものそれ以外はバグ修正で、大きな機能追加はありませんでした。しかし、ちゃんと”Update”版と言える機能追加がもうすぐ提供されます。Update 1には含まれなかったTeam Foundation Server周辺の機能が強化されます。まだ”Go-Live”でないため、運用環境で使用いただくことができませんのでご注意ください。慎重な日本のお客様には、情報だけでもご覧いただけると嬉しいです。

マイクロソフトコーポレーションのテクニカルフェロー、Brian Harryのブログに今回のUpdate2 CTP1の概要が紹介されているので、かいつまんでこちらでご紹介します。

作業項目のタグ付け

作業項目のタグ付けをして、カテゴリーごとに整理することができるようになります。これも、ご利用のみなさまのフィードバクを実現したもので、どれだけリクエストがあったか件数も書かれています。

  • 検索クエリーにタグ付け (559件)
  • Visual Studioからタグ付け (54件)
  • タグ付けのアクセス権設定
  • Excelからタグを編集 (30件)
  • オブジェクトモデルとREST APIのサポート

バックログ管理

  • パフォーマンスの向上
  • 非稼働日の設定:週末などの非稼働日を場外することでより正確なバーンダウンチャートになります
  • チャートの開始日の設定:プロジェクトの計画中の期間が作業が進捗していないようにレポートされてしまうのを防ぐことができます

チャート

  • ホームページにチャートのピン止め
  • 色のカスタマイズ:重要じゃないけれど、こういうところが大事なんですよね

アカウントとプロジェクトのホームページ

より使い勝手が良いように、アカウントとプロジェクトのホームページのレイアウトを変更しました。

テスト計画をHTMLでエクスポート

オフラインで使用したり、共有、印刷するためにテスト計画をHTMLでエクスポートすることができます。

リリース管理

デプロイ先のターゲットをタグ付けすることができます(作業項目のタグ付けとは別のもので)。同じソフトウェアをデプロイするターゲットにタグ付けするなどして、作業がしやすくなります。

Gitの向上 (事前プレビュー)

Git機能の向上はとても重要視していることですが、残念ながら今回のUpdate2 CTP1に間に合わなかったのですが、Update2 CTP2では提供されます。だからプレビューのプレビューなのですね。

  • アノテーション
  • アメンド:”git amend”コマンドのように、Visual Studioからローカルの最新のコミットをアップデイト
  • 複数リモートからPush:複数のGitリポジトリを認識できるためどれをpush/pullするかを選択可能
  • コミットの取り消し:やっぱりやめたくなった時にロールバック可能
  • 進捗のキャンセル

このように、小さな機能でも多くの皆さんが欲しい機能を随時追加していますので、Go-liveリリースを楽しみにお待ちください。また、いただいたフィードバックをもとに、数が多いだけでなく、少なくても有用な機能は高い優先度で取り組むこともありますので、ご意見がありましたらMicrosoft Connectサイト (日本語) からぜひフィードバックください。

(杉本)