Visual Studio “15” Preview 4

本記事は、マイクロソフト本社の The Visual Studio Blog の記事を抄訳したものです。 【元記事】 Visual Studio “15” Preview 4 2016/8/22

 

このたびマイクロソフトは Visual Studio “15” Preview 4 をリリースしました。このバージョンでは多数の機能強化と不具合の修正を行い、製品の完成度をさらに高めています。

今回最もご注目いただきたいのは、ほぼすべての VS が新しいセットアップ エンジン上で実行され、結果としてインストール ファイルの容量の削減、インストールの高速化と影響の低下が実現されている点です。最も小さいインストール ファイルのディスク容量は 500 MB を下回っており、前バージョンの Visual Studio の 6 GB と比較すると大幅に小さくなっていることがわかります。.NET Core ツールや Azure ツールなどまだ実装されていない「ワークロード」もいくつかありますが、その他の既存の VS 2015 機能セットはすべてご利用いただけます。

新しいインストーラーの詳しい情報については、次の 2 つのブログ記事をご確認ください (新しいインストール エンジンに関する記事ワークロードの再設計プロセスに関する記事)。デプロイメントの自動化やオフライン インストールのサポート、リファクタリングやコンポーネント化の推進などは、リリース前から実装が予定されていました。

Preview 4 では新しいインストーラーの他にも多数の機能強化を実施しました。まず、スタート ページに最近のリストやニュース フィードで特によく使用される機能に対する [Open] 機能と [Create] 機能が新たに追加されました。また、全体的に C++ の機能を多数実装しました。現在はフィードバック システムのアップグレードにも取り組んでいます。IDE の問題報告機能をお試しいただくと、今回何が改善されたのかよくおわかりいただけると思います。そのうえで、開発者コミュニティ ポータル (英語) ビューもご確認ください。

このリリースで提供される機能の完全なリストと既知の問題については、Visual Studio "15" Preview 4 のリリース ノート (英語) を参照してください。

次に、Preview 4 の注意点を 2 つお伝えします。まず、今回はプレビュー版でサポート対象外であるため、重要な業務に使用しているコンピューターにはインストールしないでください。また、Preview 4 は前バージョンの Visual Studio と共存インストールできますが、セットアップを開始する前に旧バージョンの Visual Studio “15” Preview インストールをすべて削除することをお勧めします。その他の一般的な問題については、Preview 4 についてよく寄せられる質問 (英語) を参照してください。

マイクロソフトでは皆様からのフィードバックをお待ちしています。問題点がありましたら、インストーラーまたは Visual Studio IDE 本体の [Report a Problem] オプションからご報告をお願いします。また、ご提案は UserVoice (英語) までお寄せください。

John Montgomery (Visual Studio 担当プログラム マネージメント ディレクター)@JohnMontJohn Montgomery は Visual Studio、C++、C#、VB、JavaScript、.NET の製品設計とユーザー サポートを担当しています。マイクロソフトには 17 年前に入社して以来、開発者向けテクノロジの開発に従事しています。