Microsoft .NET Framework 4.6.1 を Windows Update と WSUS で提供開始

 

本記事は、マイクロソフト本社の .NET Blog の記事を抄訳したものです。 【元記事】 Microsoft .NET Framework 4.6.1 is available on Windows Update and WSUS 2016/1/26 0:00 AM

 
このたび Windows Update (WU) および WSUS から、.NET Framework 4.6.1 とこれに対応する言語パックの提供が開始されました。これらは Windows 7 SP1 (機械翻訳)Windows Server 2012 R2 (機械翻訳) を対象にしたものです。Windows 8.1、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012 をご利用の場合は、こちらのページ (機械翻訳) からオフライン インストーラーをご利用いただけます。なお、Windows 10 の場合、.NET Framework 4.6.1 は November Update に含まれています。

今回の更新はコントロールパネルの [Windows Update] から入手できます。該当のリリースが表示されない場合は、[Windows Update] の [更新プログラムの確認] をクリックして確認してください。

.NET Framework 4.6.1 の詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。今回のリリースにおける変更点については、.NET Framework 4.6.1 のリリース発表記事でご確認ください。

 

本リリースの提供方法

自動更新

.NET Framework 4.6.1 はまずオプションの更新プログラムとして提供されます。つまり、すぐに入手するには [更新プログラムの確認] 機能を使用する必要があります。

これから数週間後には、.NET Framework 4.6.1 は推奨の更新プログラムとして公開され、自動更新 (AU) を有効化しているユーザー (ほとんどのユーザーが該当) に自動的に配信される予定です。更新プログラムが利用可能になったとき、あるいはダウンロードされたときに通知を受け取るように AU を設定した場合は、システム トレイに今回の更新プログラムに関する通知が表示されます。

推奨の更新プログラムは、数週間かけて世界各地で順次展開が開始されます。そのため、更新プログラムが初日に配信されず、配信されるまで待ちたくない場合は、前述の [更新プログラムの確認] をご利用ください。

Windows Server Update Services (WSUS) とカタログ

この更新プログラムは、WSUS 管理コンソールに表示されます。また、Microsoft Update カタログからダウンロードして展開することもできます。

WSUS サーバーを Microsoft Update サーバーと同期 (または Microsoft Update カタログ サイトを使用して更新プログラムをインポート) すると、各プラットフォーム用に .NET Framework 4.6.1 の 2 種類の更新プログラムが表示されます。この 2 種類の更新プログラムの違いは、適用対象となるコンピューターです。詳しくは、各更新プログラムの説明に記載されている詳細情報を確認してください。お客様の環境で .NET Framework 4.6.1 の展開を予定している場合は、両方の更新プログラムをインポートすることをお勧めします。

  • 一方の .NET Framework 4.6.1 更新プログラムは、.NET 4、4.5、4.5.1、4.5.2 など以前のバージョンがインストールされているコンピューターにのみインストールされます。
  • もう一方の .NET Framework 4.6.1 更新プログラムは、サポート対象のオペレーティング システムに .NET Framework 4.6 がインストールされているか、.NET Framework のいずれのバージョンもインストールされていないコンピューターにインストールされます。

 


WU を利用する場合の適用対象について

.NET Framework 4.6.1 Language Pack は、WU および WSUS から入手できます。この言語パックは、以前のバージョンの言語パック (.NET Framework 4、4.5、4.5.1、4.5.2、4.6 用) をアップグレードするもので、ベース オペレーティング システムのローカライズ版がインストールされているか、1 つ以上の Multilingual User Interface (MUI) Pack がインストールされているコンピューターでもサポートされます。Windows 7 SP1 と Windows Server 2012 R2 向けの .NET Framework 4.6.1 Language Pack の詳細については、それぞれ KB3102433 (機械翻訳)KB3102521 (機械翻訳) をご確認ください。

.NET Framework 4.5.2 以降のバージョンがインストールされていないコンピューターには、.NET Framework 4.5.2 と .NET Framework 4.6.1 の両方が提供され、必要な .NET Framework のバージョンを選択することができます。以下の表は、マシンにインストールされている .NET Framework 製品に応じて提供されるバージョンをまとめたものです。

マシンにインストールされている .NET Framework 製品

.NET Framework 4.5.2 の提供

.NET Framework 4.6.1 の提供

.NET Framework なし、または .NET 3.5 のみ

n/a

n/a

.NET 4/4.5/4.5.1

n/a

n/a

.NET Framework 4.5.2

X

n/a

.NET Framework 4.6

X

n/a

.NET Framework 4.6.1 以降

X

X

 

.NET Framework 4.6.1 の自動展開をブロックする方法

企業のお客様は、社内の WSUS サーバーではなく、Windows Update のパブリック サーバーにクライアント マシンを直接接続している場合があります。この場合には、展開前に社内アプリケーションのテストを完了させるために、該当するクライアントマシンに .NET Framework 4.6.1 が展開されないようにする必要があります。

このようなシナリオでは、管理者がマシンにレジストリ キーを追加することで、.NET Framework 4.6.1 の展開を防ぐことができます。このブロック用レジストリ キーの使用方法の詳細については、以下のマイクロソフトのサポート技術情報記事をご確認ください。

KB3133990 (機械翻訳): .NET Framework 4.6.1 とそれに対応する言語パックのインストールを一時的にブロックする方法

 

.NET Framework 4.6.1 と Visual Studio 2013 を使用した開発

Visual Studio 2013 を使用している場合は、.NET Framework 4.6.1 Developer Pack をインストールすることで、.NET Framework 4.6.1 をターゲットとするアプリケーションを作成できます。なお、この Developer Pack をインストールするだけで、.NET Framework 4.6.1 の他に .NET Framework 4.6.1 Targeting Pack と .NET 4.6.1 SDK もインストールされます。