Visual Basic、25 歳の誕生日おめでとう!

 

本記事は、マイクロソフト本社の .NET Blog の記事を抄訳したものです。【元記事】 Happy 25th Birthday, VB! 2016/5/20

 

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Visual Basic が初めてリリース (英語) されてから、本日でなんと 25 周年を迎えます。VB は私がマイクロソフトに勤めてから 1 年ほど経ったころに 20 周年を迎えました (英語) が、まるで昨日のことのように思い出されます。この 5 年間の歩みを振り返ってみると、VB はユーザーの皆様のおかげで大きく進化してきました。IDE やデバッガーが全面的に改良されたり、新たな言語機能が充実したり、コードが数百万行に達したりと、さまざまなことがありました。Roslyn チームの思いも同じです。しかし、この “5 倍” もの長さになる VB の歴史でリリース回数は 14 度にわたり、さまざまなチームと担当者が何百という画期的な生産性機能を実装してきました。このことを考えると、私はよりいっそう謙虚な気持ちになります。週末の午後に書いた記事だけでは、これほど長い歴史について語り尽くすことはできません。

ではここで盛大に発表します。

(大声でいきます)

Visual Basic 25 周年を記念して、「 Celebratiathon を開催します !

(失礼しました)

そう、これはまったく新しい造語で、「celebration (お祝い)」と「marathon (マラソン)」を組み合わせて「celebratiathon (お祝いマラソン)」です。どういう意味かわかりますか?

つまり、このお祝いはまだまだ続くということです。この大きな節目を迎えるにあたり、私たちは、VB 1.0 から VB 6、初期の VB.NET、Roslyn までの各時代の VB を回顧するために、初期の Visual Basic チーム メンバーにまでさかのぼって声を掛けました。私は皆様のガイド役となって、このプログラミング先駆者たちが歩んできた歴史をご紹介します。皆様が最初に触れたバージョンやお気に入りのバージョンはどれですか? 私たちはそれらを開発した担当者にインタビューを敢行します。苦労したことや達成したこと、注いだ情熱、おもしろエピソードなど、さまざまなことを語ってもらいます! Visual Basic はどの世代でも、単なる「言語」を超えるものでした。これは、ユーザーの開発作業を支援する機能を提供することに全力を尽くしてきた担当者たちが残してきた財産です。したがって、VB の 25 周年を心から祝うということは、VB の進化のあらゆる過程に貢献してきたマイクロソフトの担当者や、コミュニティを通じてご協力いただいたユーザーの熱意あふれる 25 年間を称えるということなのです。

しかし、私たちは過去を振り返ってばかりいるわけではありません。ボツになった機能や開発者による解説を交えながら、VB “15” やその先のバージョンを見据えた画期的な機能もご紹介していきたいと思っています。そしてもちろん、サプライズも。次週からの記事では、タプルやパターンマッチングといった機能や、その他の機能 (まだ秘密です) の言語設計についてマニアックにお伝えするほか、業界のレジェンドへのインタビュー動画や、その他の VB 関連の話題 (気になりますね) をお届けします。どうぞお見逃しなく。必ずご満足いただける内容になるでしょう!

これはお祝いですので、気軽に楽しんでいただきたいと思っています。好奇心旺盛なユーザーの皆様、ぜひコメントをお聞かせください。そしてご友人にも知らせてください! 開発チームの方、または以前そうだった方からのコメントもお待ちしております。他のチーム メンバーにもこの記事のことを伝えて、コメントをお願いしてください。VB に関する特別な思い出や、VB で開発している個人的なプロジェクトをお持ちでしたら、ぜひお聞かせください。そして皆様、いつでも気軽に私の Twitter アカウント (@ThatVBGuy) までご意見をお寄せください。

次週は、初代である VB 1.0 のチーム メンバーに話を伺います (タプルについてもお伝えします)。それまでは私の大好きなプログラミング言語の 25 周年を一緒にお祝いしましょう。そしてさらなる進化を祈念して。ハッピーバースデー!

ではまた!

-Anthony D. Green