[アーカイブ] クラウド ベースの ALM プラットフォーム Team Foundation Service 何ができる、何がうれしい (前編)

<オリジナル投稿 2012年2月3日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

この投稿は、プレリリース版について言及しています。ここに記載している内容は、現時点でのみ有効であり、今後変更される場合もあります。あらかじめご了承ください。
対象: Team Foundation Service (TFS on Azure) Preview

クラウドベースのALMプラットフォーム – Team Foundation Service Preview はじめの一歩 としてご紹介した Windows Azure Platform 上に実装された Team Foundation Service ですが、もうちょっとだけ書いておきます。
# 以降、フィードバックがない場合は、もう当分書きません(キリッ
※本記事は、あくまで as of で書いています。その後については一切触れていませんし、今後について触れるつもりないことを大前提として読んでください。
ユーザー認証:
TSFPreview は、Windows Live 認証に対応しています。
image こちらはWebです。
image Visual Studio から接続する場合も、Live ID です。
直感的かつ、一望できる I/F
認証をすますと、複数のチーム プロジェクトに接続できます。TFSPreview は TFS “11” ベースです。TFS “11” もそうですが、多くの設定、機能へのアクセスが Web I/F で提供されています。
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このように、1ページで、多くのことが直感的にこなせる表現がされています。プロジェクト(スプリント)の状況を作業量とバーンダウンチャートで可視化されていますし、プロダクト バックログ項目、タスク、テストケース(もちろん、プロダクト バックログ項目と関連付きます)、バグ(もちろん、テストケースと関連付きます)、懸案事項と作成もできます。
プロダクト バックログ
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プロダクト バックログも一望できるようにデザインされています。バックログ項目の追加も、ワンクリックです。バックログ項目の優先順位の変更も、Pivotal Tracker のように、ドラッグ&ドロップ操作で。
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スプリントへの割り当てもドラッグ&ドロップです。
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各項目の詳細表示、更新、新規作成は、以下の感じでサクッとインプットできるようにデザインされています。バックログ項目なので、説明記述、ストーリーボード、テストケース、タスクがそれぞれ見渡せるデザインです。受け入れ基準の記載できます。Hisoroty ですが、単に変更履歴が残るだけ・・・ではありません。ディスカッションの記録ができます。
フォーキャスト モードが秀逸です。バックログ項目は、ベロシティと優先順位で、どこまでできるのか見通しをつけることができるようになっています。
image 「forcast」 を on にするとモードが変わります。ベロシティのベースをインプットします。もちろん、過去のベロシティのもわかるので、フォーキャストもしやすいです(ここでは10としてます)。
すると、バックログ項目の優先度と Effort をもとに、実践可能なスプリントの見通しを示してくれます。この状態で、バックログ項目をドラッグ&ドロップで組み替えていくことで、リアリティのある見積もりができるわけです。
「ユーザーの登録」はさっさとやっておきたいので、優先順位を一番にします。ドラッグ&ドロップで一番上にもっていきます。その他もろもろ動かすと、
image といった感じに、直感的に見通しを把握することができます。
続きはまた今後。
これらは TFS “11” での機能拡張になりますが、TFS 2010 でも必要要素はそろっています。 TFS 2010 の場合は、Excel での把握と分析が秀逸です。これらを今から使い、慣れて、 TFS “11” に備える・・・その心構えと期待感で、TFS 2010 の導入/定着と、TFS “11” への Readness にしていただければ幸いです。
P.S. スクラムやアジャイルの組織適用でも著名なアジャイルコーチの @ryuzee さんが Team Foundation Service Preview のレポートを書いてくださっています: https://www.ryuzee.com/contents/blog/4824