[アーカイブ] スクラムの特徴をあらわす亜流な図 [Advent 12/13]

<オリジナル投稿 2012年12月13日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を保証するものではないことをご了承ください。>

スクラムの流れを示す図としては、ちょっと毛色の違うものを書いて説明することがあります。スクラム自体を詳細に伝えるための図ではなく、利害関係者が、「問題対私たち」な状態になれ、ビジネスの課題と向き合ったマインドと体制になれること、タイムボックスによる”定期的な”リズムが、期待値コントロールと、協力体制を加速することに比重をおいて書いてみた図です。
無題
あえて円になるように工夫して描いています。真ん中に共通認識すべき、ビジネス課題とソフトウェアによる貢献があり、エンドユーザーもチームも同じ方向を向きながらそれぞれの責務をチームとして全うすること、定期的なリズムと提供サイクルにより、ユーザーの協力が得やすくなることを説明しています。
この絵ではチーム内の活動とツールについてはあえて触れていません。なので、「スクラムの解説」とはしていません。
この絵は、5月の日経のEnterprise TEST FORUMから使い始めました。エンタープライズ分野での価値にフォーカスして、未経験なシステム開発/運用での「品質」とは何なのかを問いかけたかったからです。
私のスライドにはその一枚だけで答えを示すものや、物事を解説するものはほとんどありません。
「受け手次第」を公言している通り、これらを真に受けるのも、うたがうのも、議論のたたき台にするのも自由です。現場の解は現場にしかありません。
今回、スライド一枚を取り上げたのは、結構「あのスライドほしい」というご要望を講演後に頂くからだったりします。

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